概要
鐘楼は1173年、ピサのドゥオモ広場(奇跡の広場)で大聖堂・洗礼堂・カンポサントと並ぶ複合建築の一部として着工された。まだ数層しか建っていない段階で、片側の地盤が沈み始めた。
特徴
白大理石のアーケードを積み重ねた円筒は8層、高さ約56メートル。2世紀にわたる3期の工事で建てられ、長い中断が地盤を締め固めて倒壊を防いだとみられる。上層は傾きを打ち消すようにわずかに湾曲して積まれている。
歴史と影響
ガリレオが塔から重りを落として落体の法則を確かめたという逸話は弟子ヴィヴィアーニが伝えたもので、史実かどうかは議論がある。傾きが限界に近づいた1990年に閉鎖され、地盤の土を慎重に抜き取る工法で安定化、約44センチ傾きを戻して2001年に再公開された。