概要

上海は開港場から長江の河口に広がる二千五百万ほどの大都市へと育ち、黄浦江が今も街を二分する。西岸の外灘は二十世紀初頭の銀行やホテルの並びを守り、東岸の浦東はわずか一世代で建った超高層の群れで応える。その間には旧フランス租界のプラタナスの街路、水郷への小旅行、そして食と買い物と新しさへの尽きない欲がある。

見どころ

外灘の遊歩道は川越しに東方明珠と上海タワーに向き合い、両岸が灯る夕暮れが最も美しい。古典的な豫園とその門前市は旧市街に座し、フランス租界は木陰の街路とカフェとブティックを差し出す。南京路は大いなる買い物の背骨として延び、少し足を延ばせば朱家角や蘇州の水郷に届く。