概要

源頼朝は鎌倉幕府を開くことになる挙兵の前にここで祈った。以後、武家の庇護が幾世紀にもわたり社を潤した。本殿は二百年三百年の杉の下、長い石段を上りきったところにある。道路ではなく石段を上る理由は、その上の空気にある。湖中の平和の鳥居は、占領を終わらせた講和条約を記して一九五二年に建てられた。

見どころ

湖の鳥居の列は写真のためのもので、四十分待つこともある。石段を五分上った社殿のほうは、たいてい無人である。霧が湖に乗り、杉が滴る早朝に来たい。神社から元箱根への道は旧東海道をたどり、一六一八年に植えられた杉並木の下を行く。