人物
ロンドンの貧しい家庭に生まれたファラデーは、製本職人の徒弟をしながら独学し、1813年に王立研究所でハンフリー・デービーの助手の職を得た。以後生涯を同研究所で過ごしてその中心人物となり、子ども向けのクリスマス講演を創設した名高い公開講演者でもあった。
何をしたか
1821年に電磁回転を、1831年には発電機と変圧器の原理である電磁誘導を発見した。さらに電気分解の法則を確立し、磁気光学効果と反磁性を発見し、のちにジェームズ・クラーク・マクスウェルが数学的に定式化する「力の場」の考え方を導入した。
後世への影響
ファラデーの電磁誘導は今日のほぼすべての電力供給の基礎であり、静電容量の単位ファラドはその名にちなむ。職人の徒弟から科学の頂点への歩みと、平明に語り伝える才能によって、実験科学者の永続的な模範となった。