概要

1506年、教皇ユリウス2世が礎石を置き、ペテロの墓として崇敬されてきた場所に立つ老朽化した4世紀の旧サン・ピエトロ聖堂の建て替えが始まった。工事は献堂の1626年まで120年に及んだ。

特徴

ブラマンテの当初案、ミケランジェロによる大ドームの設計(没後の1590年にジャコモ・デッラ・ポルタが完成)、カルロ・マデルノの身廊とファサード、そしてベルニーニによる広場を抱く列柱廊(1656年–1667年)と、1世紀を超えて建築家たちが受け継いだ。堂内にはミケランジェロのピエタが置かれている。

歴史と影響

建て替え費用を贖宥状の販売で賄ったことは、1517年のルターの抗議と宗教改革の直接の引き金の一つとなった。建築としては、ロンドンからワシントンまで、後世のあらゆるドームが比較される規範となった。