概要
建物の大半は十三世紀のゴシックで、より古い基礎の上に、ヘンリー三世が憧れたフランスの大聖堂をあえて真似て建てさせた。フランスのそれと違うのは死者の密度である。身廊の床下にニュートンとダーウィン、祭壇の背後にプランタジネットとテューダーの墓、そして詩人の一隅は、たまたま近所に住んでいたチョーサーのまわりに集まっていった。戴冠椅子は素の樫で、見張りのなかった時代の参観者の落書きに覆われており、一三〇八年以来のすべての戴冠を支えてきた。
見どころ
音声案内を借りたい。なければ墓は名もなき石になり、要点が失われる。中世のトリフォリウムにある女王即位六十年記念の展示室は、身廊を端まで見下ろす、館内で最もよい眺めである。日曜は礼拝のため参観は閉じるが、礼拝そのものには無料で加われる。