人物
レオニダスはスパルタ王(アギス朝)で、在位はおよそ前489年から前480年、生年は分かっていない。前480年8月から9月頃、テルモピュライの戦いで戦死した。彼について知られていることのほとんどは、数十年後に筆を執ったヘロドトスに由来し、伝説の下にある歴史上のレオニダスの実像はごく薄い。
何をしたか
彼はギリシア連合軍の阻止部隊を率いる指揮官に選ばれた。伝承によれば、この任務がほぼ死地であると知りながら、存命の息子を持つ者だけを選んだ300人のスパルタ兵のみを連れて行ったという。スパルタは王を失うか、さもなくば滅びるというデルポイの神託も、この伝説の一部である。間道を密告され背後に回られた最後の局面で、彼は殿軍とともに踏みとどまった。史料はその死と遺体をめぐる争奪をホメロス的な色彩で描くが、それは史料による脚色というべきである。
後世への影響
パウサニアスの伝えるところでは、遺骸は後にスパルタへ帰還し、彼はそこで英雄として祭祀された。レオニダスはスパルタ的な規律と自己犠牲の体現者となったが、欲しければ自分で取りに来いと敵に言い返したとされる簡潔な返答の数々は、伝説に属するものである。今日ではテルモピュライとスパルタに記念碑が立ち、その名は世界中で最後の抵抗の代名詞であり続けている。