概要
金閣寺は京都北部にある禅寺で、正式には鹿苑寺という。臨済宗相国寺派に属する。1397年から将軍・足利義満の隠居のための別荘として造営され、義満の死(1408年)後、遺言に従って禅寺に改められた。
役割
上層の2層を金箔で覆った三層の楼閣が、鏡のような池に臨む。公家と武家の趣味が融合した室町時代の北山文化を象徴する存在である。
その後
1950年、若い僧侶の放火により楼閣は焼失した。この事件は三島由紀夫の小説『金閣寺』(1956年)の題材となった。現在の建物は1955年の再建である。1994年、「古都京都の文化財」の一部としてユネスコ世界遺産に登録された。今日では日本で最も観光客の多い名所の一つであり、対をなす銀閣とともに、室町の美意識の代名詞となっている。