何が起きたか
聖武天皇は743年に造立を発願し、奈良の東大寺に坐高およそ15メートルの巨大な盧舎那仏を青銅で鋳造するため、国を挙げた事業を起こした。民衆に人望のあった僧・行基が支援集めを助け、鋳造には国内の銅の相当な部分が費やされた。
752年の開眼供養は、インド出身の僧・菩提僊那が大勢の参列者を前に執り行った。
背景
発願に先立つ数年間、日本は天然痘の流行と社会不安に揺れていた。国家を挙げた大仏造立は、そうした年月を経てのものだった。
影響
この事業は奈良の国家仏教の頂点であり、東大寺は国分寺網の頂点に立った。大仏はその後幾度も損傷し、現在の頭部は江戸時代の鋳直しによるものだが、体には当初の部分が残っている。