概要

モカシンは、なめした鹿・ヘラジカ・バッファローの柔らかな皮の靴で、一枚を巻く柔らかい底の森林型と、別の生皮底を付ける固い底の平原型がある。低く体に沿い、地面を静かに感じて歩ける。

着方と特徴

素足か皮の靴下の上に履き、足首で編むか結び、甲には染めたヤマアラシの針刺繍やガラスビーズを部族の意匠で施すことが多い。裁ちと飾りの様式が、部族と、日常から儀礼までの場を示す。

歴史

モカシンは北米で数千年にわたり履かれ、森での快適さからヨーロッパの罠猟師や入植者にも取り入れられた。今も先住民の中心的な工芸・正装であり、民族ごとに独自の裁ち・底・ビーズ細工の伝統を守る。