概要

紀元前十三世紀に砂岩に刻まれた二つの神殿は、ラムセス二世と王妃ネフェルタリを称え、その正面は高さ二十メートルを超える座像の巨像に守られている。アスワン・ハイダムが水没の危機をもたらすと、一九六〇年代の国際的な取り組みが神殿を切り分け高台に再建した。それは遺跡そのものに劣らぬ工学の偉業であった。神殿はスーダン国境近くに立ち、アスワンから車列か短い飛行機でたどり着く。

見どころ

大神殿の四体の巨大なラムセス二世の座像が崖を前にして並び、その奥には柱の広間と彩色浮彫が岩深く刻まれている。隣の小神殿はネフェルタリを称え、その正面には王と王妃の立像が並ぶ。年に二度、二月と十月の夜明けに、太陽が奥の至聖所を照らすように並び、その現象は今も人を集める。