概要
像は大プリニウスと小プリニウスで、いずれもコモの生まれである。異教の著述家を大聖堂の正面に据えるのは、ルネサンス期としても異例の市民的な決定であった。身廊はゴシック、翼廊と後陣はルネサンス、そして十八世紀にフィリッポ・ユヴァッラの円蓋が閉じる。建物はそのままイタリア建築の断面になっている。身廊沿いにはフェラーラとフィレンツェの十六世紀のタペストリーが掛かる。
見どころ
西の端に立ち、奥へ視線を通したい。三つの時代が一直線に並ぶ。プリニウス父子は正面の目の高さにあり、気づかず通り過ぎやすい。大聖堂は連絡船の桟橋からもケーブルカーからも二分で、船と船の間の時間に無理なく収まる。