概要
社は歴史の大半を通じ、伊勢と同じく二十年ごとに建て替えられてきた。だから朱の社殿は形は古く、木は若い。背後の春日山は八四一年から伐採を禁じられた神域であり、世界でも最も古い保護林の一つである。都市の隣に原生林が残っているのはそのためである。奈良の鹿は社の神使とされ、だから狩られることがなかった。
見どころ
特別参拝の初穂料を納め、釣灯籠の下がる回廊を歩きたい。暗い一室ですべてに灯がともされ、祭の夜の姿が分かる。万灯籠は二月上旬と八月中旬である。社から春日山原始林へ上る道は開かれており、ほとんど人がいない。