人物

ノーフォークの牧師の子として生まれ、12歳で海に出たネルソンは、革命フランスとの戦争のなかでイギリス海軍の階梯を駆け上がった。コルシカで右眼の視力を、テネリフェで右腕を失いながら、果敢な接近戦術と乗組員から寄せられた献身によって名を馳せた。

何をしたか

1798年のナイルの海戦でフランス艦隊を壊滅させてナポレオンの軍をエジプトに孤立させ、1801年にはコペンハーゲンでデンマーク艦隊を破った。1805年10月21日、トラファルガー岬沖で、「英国は各員がその義務を尽くすことを期待する」の信号旗を掲げ、27隻の艦隊を2列縦陣で仏西連合艦隊の戦列に突入させた。敵艦22隻を捕獲・撃破し自軍の喪失は皆無だったが、ネルソン自身は旗艦ヴィクトリー号上で狙撃され、勝利の確定とともに息を引き取った。

後世への影響

トラファルガーの勝利は本土侵攻の脅威を絶ち、帆船時代の残りを通じてイギリスの海上覇権を支えた。ネルソンはセント・ポール大聖堂で国葬に付され、ネルソン記念柱の立つトラファルガー広場が今も国民的な記念碑である。