概要
王家の谷は、古代テーベ(現在のルクソール)対岸、ナイル川西岸の断崖にある砂漠の谷である。前16世紀から前11世紀にかけて、新王国時代のファラオたちはピラミッド建造をやめ、ここに隠された墓を岩に掘り込んだ。その最初の王はトトメス1世とされる。
特徴
谷では60基以上の墓が知られている。長い回廊と玄室の壁は葬送文書と冥界を描いた壁画で覆われ、セティ1世の墓はその中でも最も見事なものの一つに数えられる。
歴史と影響
墓のほとんどはすでに古代のうちに盗掘されていた。最大の例外であるほぼ無傷のツタンカーメン王墓は1922年にここで発見され、この発見が谷の名を世界に知らしめた。1979年には古代テーベの一部としてUNESCOの世界遺産に登録された。