概要

前1550年頃〜前1069年頃、第18〜第20王朝にわたる新王国時代は、エジプトの帝国時代である。最盛期のトトメス3世のもとでは、支配はヌビアからユーフラテス川にまで達した。テーベは繁栄し、カルナックのアメン・ラー神殿は大きく拡張され、王たちは王家の谷の岩窟墓に葬られた。

主な動き

イアフメス1世、ハトシェプスト、トトメス3世、アメンホテプ3世、アマルナの宗教改革を行ったアクエンアテン、ツタンカーメン、セティ1世、ラムセス2世といった著名な王が続いた。前1274年頃にはヒッタイトとの間でカデシュの戦いが起こり、前1259年頃には現存する最古級の国際平和条約が結ばれた。第20王朝のラムセス3世は、前1177年頃に海の民を撃退した。

終わりと移行

第20王朝末期には帝国の喪失、経済の逼迫、王墓の盗掘が相次いだ。前1157年頃のデイル・エル・メディーナの職人たちの抗議は、記録に残る最古級の労働ストライキとしてしばしば挙げられる。前1069年頃、テーベのアメン大司祭が王権に匹敵する勢力となって新王国は終わり、第3中間期へ移行した。