概要

フィブラは弓と、先を受ける掛けを持つ金属の留め具で、青銅・銀・金で作られしばしば精緻に細工された。衣の開いた縁を肩や胸で留め合わせ、のちに縫い目と釦が担う役を果たした。

着方と特徴

肩の布の襞に通して掛けに嵌め、キトンやペプロスを留め、単独または対で、身分に応じて着けた。立派なフィブラは、使うと同じくらい見せる宝飾だった。

歴史

フィブラはギリシャで幾何学様式・アルカイック期から現れ、多くの形を経て金で大いに精緻になった。纏って留める衣が縫って体に合わせる衣に替わるにつれ、フィブラは必需から純粋な装飾へと次第に移った。