概要
天井画の「創世記」連作の一部として1511年頃から1512年頃に描かれ、天使たちに支えられ翻るマントに包まれた神が、生まれたばかりのアダムへ手を差し伸べる場面を表す。
特徴
構図全体は、2本の人差し指の間のわずかな隙間に懸かっている。生命がアダムへ渡る直前の一瞬であり、気だるげなアダムの姿勢は力に満ちた神の姿勢と鏡のように呼応して、人間の形が創造主に似せられたことを示す。
歴史と影響
この図像は宗教画の複製から広告まで際限なく引用・再解釈され、触れ合う寸前の両手は礼拝堂の壁を越えて「創造」そのものの象徴となっている。