概要
フランス人枢機卿ジャン・ビレール・ド・ラグローラが1498年、旧サン・ピエトロ聖堂内の自身の葬礼礼拝堂のために依頼し、ミケランジェロは25歳になる前の約1年でこれを完成させた。
特徴
若く静穏な姿の聖母が膝の上にキリストを抱く安定したピラミッド形の構図で、大理石は異例なほど磨き上げられている。作品が他の彫刻家の作と噂されるのを耳にしたミケランジェロは、聖母の胸帯に自分の名を刻んだ。生涯唯一の署名である。
歴史と影響
ピエタはミケランジェロの名声を確立し、像は新しいサン・ピエトロ大聖堂へ移されて現在に至る。1972年にハンマーを持った男に聖母の顔と腕を大きく損壊されたが、修復を経て、以後は防護ガラス越しに公開されている。