概要

縄文時代晩期(前1000年頃–前400年頃)に作られた土偶で、日本の縄文文化を代表する造形として最もよく知られる。1887年に青森県つがる市の亀ヶ岡遺跡から出土した。

特徴

高さ約34センチの中空の土偶で、左脚を欠いており、体全体が精緻な縄目文様と刻線文様で覆われている。名前の由来である巨大な目は、北方民族が使う雪眼鏡(遮光器)に似ていることから明治時代に名付けられたものである。用途は定かでなく、豊穣や治病を祈る祭祀に用いられたとする説が一般的だが、確証はない。

歴史と影響

出土後は東京国立博物館の所蔵となり、重要文化財に指定されている。その特異な姿は縄文文化を象徴する視覚的イコンとして広く知られ、縄文時代を紹介する場面で繰り返し取り上げられている。