人物

伊藤博文は明治日本を代表する政治家であり、初代内閣総理大臣である。長州の低い身分の武士に生まれ、1863年に密航してロンドンで学び、確信的な近代化論者となった。

何をしたか

岩倉使節団で中心的役割を担い、ヨーロッパ諸国の制度を研究したうえで、1889年の明治憲法の起草を主導した。内閣総理大臣を四度務め(最初は1885年)、1900年には政友会を創設した。初代韓国統監(1905〜1909年)として韓国に対する保護国統治を指揮した。1909年、ハルビン駅で韓国の独立運動家・安重根に暗殺され、翌年、日本は韓国を併合した。

後世への影響

日本では建国期の政治家として顕彰されている。一方、韓国と中国では保護国統治の象徴として記憶され、安重根は現地で愛国者として顕彰されている。日本の立憲国家を設計した人物であると同時に、その名は今も東アジアの歴史認識を分かつものとなっている。