人物

上杉謙信は越後国(現在の新潟県)の戦国大名で、「越後の龍」と呼ばれた。熱心な仏教徒で、軍神・毘沙門天の信奉者を自任し、生涯妻を娶らなかった。その出兵はしばしば征服ではなく義のための介入と語られるが、これは伝統的な人物像である。

何をしたか

宿敵・武田信玄と川中島で五度にわたり戦った(1553〜1564年)。信玄の敵が塩の供給を断った際、海のない甲斐に塩を送り「戦は刀でするもので、塩でするものではない」と語ったという有名な話は伝説である。1577年、手取川の戦いで織田軍を破ったが、大遠征の準備中の1578年に病没した。

後世への影響

日本で最も愛される宿敵関係において、信玄と対をなす義の武将として記憶される。両雄の対決は、力の拮抗した好敵手の代名詞となっている。