概要
朝鮮王朝の官立儒学教育機関で、1398年に新都・漢陽に設立された。その制度的な源流は高麗の国立学府に遡る。孔子を祀る文廟を擁し、そこでは釈奠の儀礼が今も行われている。
役割
王国最高の学府として、両班の学徒を科挙の受験へと導き、五世紀にわたり朝鮮の朱子学国家の中枢に位置した。寄宿生活、経書中心の教育課程、そして学生たちの上疏(諫言)により、学校であると同時に政治的な発言力を持つ存在でもあった。
その後
1894年に科挙が廃止され、王朝の終焉とともに国家的な役割を失った。今日ではソウルの成均館大学校がその系譜を継ぐとしており、古い銀杏の木が立つ歴史的な構内では今も儒教の儀礼が行われている。