概要
典型的な組物は、異なる出自の両親とその子を描き、各画面には生まれた混血を表すカスタの語が記された。スペイン人や植民地の注文主のために描かれ、スペインへの輸出用に作られた組物もあった。
特徴
その人種の図式を離れて見れば、場面には衣服・食物・職業・家庭生活が描かれ、日常の植民地社会を伝える豊かな視覚資料でもある。その調子は、理想化された調和から下位カスタへの見下しまでさまざまである。
歴史と影響
このジャンルは、血統によってヌエバ・エスパーニャを序列づけたカスタ制を映しており、この序列は独立と後の国民意識が問い直すことになる。今日カスタ絵画は、人種をめぐる植民地の観念の史料として、また日常への窓として研究されている。