概要
城壁が囲うのはおよそ21万8000平方メートル、100棟を超える建物であり、三つの区画に分かれる。外朝には、宮殿の内側から統治された王国の官庁が置かれていた。中朝には玉座のある殿舎が並ぶ。内朝は後宮にあたり、独自の市場と衛兵をもつ城壁の中の一つの町であって、国王以外の男子が立ち入ることは許されなかった。ラーマ1世はこの宮殿を、15年前にビルマ軍が焼いた旧都アユタヤから川を下って運ばせた再利用材で建てている。
特徴
城壁の内側には王室専用の仏堂ワット・プラケオがあり、王国の守護仏であるエメラルド仏を安置している。最大の宮殿は、1882年にチュラーロンコーン王のもとで建てられたチャクリー・マハー・プラサート宮殿で、ヨーロッパ古典様式の建物にタイ様式の尖塔屋根を載せた姿で名高い。
歴史と影響
1925年以降、国王は王宮に居住しなくなったが、王室と国家の儀式は今も城壁の内側で行われている。タイを代表する記念建造物として、バンコクで最も多くの人が訪れる場所の一つとなっている。