概要

バンコクの王宮(グランドパレス)域内にある王室礼拝堂で、1782年、ラーマ1世の新都とともに造営が始まった。エメラルド仏は1784年に安置された。タイの寺院としては珍しく僧侶が常住せず、王室専用の仏堂である。

役割

王国の守護仏であるエメラルド仏を安置する。像は高さ約66センチの翡翠の仏像である。像の記録に残る歴史は15世紀のチェンライに始まり(伝承では1434年、落雷で仏塔が裂けて発見されたとされる)、ランパーン、チェンマイを経て、ルアンパバーン、ビエンチャンへと移り、1779年、後にラーマ1世となる将軍によってビエンチャンからもたらされた。国王(またはその名代)が年に3回、季節ごとの黄金の衣を儀式として着せ替える。回廊の壁画はラーマキエンの全編を描き、国家と王室の儀式がここで営まれる。

その後

今も現役の王室寺院であり、タイでもっとも神聖な仏教聖地と広くみなされている。王宮建築群の一部として、国内でもっとも訪問者の多い場所の一つである。