概要
ワット・アルンはチャオプラヤー川のトンブリー(西)岸に立つ「暁の寺」で、タイで最もよく知られたランドマークの一つである。伝承や記録によれば、この地には17世紀までにアユタヤ期の古い寺があり、ワット・マコークとして知られていた。
役割
1767年にタークシンがトンブリーを都と定めると、寺は王宮の傍らに位置することになり、タークシンはこれをワット・チェーン(暁の寺の旧称)と改めた。伝承では、彼が夜明けにこの地へ到着したことに寺名が結びつけられている。寺はビエンチャンからもたらされたエメラルド仏を、1784年に移されるまで安置した。ラーマ2世の下で寺は暁の神アルナにちなむワット・アルンと改称され、拡張が始まった。中国陶磁の破片と貝殻で飾られた象徴的な大仏塔(プラーン)はラーマ3世の治世(19世紀半ば)に完成し、その高さは資料により約67〜86メートルと幅をもって伝えられる。
その後
ワット・アルンは今も現役の王室寺院である。夕暮れに川辺へ浮かぶそのシルエットは、バンコクで最も撮影される眺めの一つとされ、10バーツ硬貨にも描かれている。