概要

道は標高千二百メートルほどのクシロスカロに始まり、最初の二時間は急に下る。その後は川床をたどり、鉄の門と呼ばれる場所では両壁が数メートルにまで迫る。サマリア村は一九六二年、峡谷が国立公園になった際に住民が移され、空の家が道沿いに残る。クレタ野生山羊が棲み、時折姿を見せる。峡谷は五月ごろ開き、秋の増水の危険とともに閉じる。

見どころ

五時間から七時間を見込み、出発前にアギア・ルメリからホラ・スファキオンまたはスーヤへの船の時刻を確かめたい。最終便が歩く速さを決める。履物はサンダルではなく登山靴がよい。川床は終始浮石である。ハニアからのバスは夜明け前に上の入口へ向かい、船とバスでの帰りは夕方をほぼ使い切る。