概要
楽山大仏は、四川省楽山の岷江、大渡河、青衣江が合流する地点の断崖に唐代に彫られた高さ71メートルの弥勒仏坐像である。713年に着工され、近代以前に造られた石仏としては世界最大とされる。
特徴
大仏は断崖そのものを彫り込んだ坐像で、三つの川が合流する水面を見下ろすように鎮座している。像の内部には隠れた排水系統が彫り込まれており、これが数百年にわたる像の保存に大きく寄与してきた。
歴史と影響
造営は713年に僧の海通が始めたもので、合流点の激流が船を沈めるのを仏の力で鎮めようとしたとされる。資金が脅かされた際には、誠意を示すため海通が自らの目をえぐり出したと伝えられる。海通の死後に工事は中断したが、地方の節度使であった韋皋の出資により803年に完成し、1996年には峨眉山とともにUNESCOの世界遺産に登録された。