人物
『史記』の伝承では、孫武は春秋時代末期に南方の国・呉の王・闔閭に仕えた将軍とされる。ただしその実在と書物の成立年代には議論があり、多くの研究者は『孫子』の最終的な成立を戦国時代とみている。
何をしたか
全13篇からなる兵法書『孫子』(孫子兵法)の著者とされる。その中心思想は、戦わずして勝つことを最善とすること、敵を知り己を知ること、そして戦争は詭道(欺き)・速さ・地形・兵站によって決まるものであり、十分な計算の上でのみ始めるべきだ、というものである。
後世への影響
『孫子』は中国の戦略思想の中で最も名高い書であり、二千年以上にわたり東アジアの指揮官たちに、また翻訳を通じて世界中で研究されてきた。今日ではビジネスやスポーツの場でも引用される。