人物
第19王朝の3代目の王。前1303年頃に生まれ、前1279年から前1213年まで統治した。約66年に及ぶその治世は、古代エジプトでも最長級である。
何をしたか
前1274年頃、カデシュでヒッタイト帝国と戦った。エジプトの神殿レリーフは英雄的な勝利をうたうが、戦い自体は一般に引き分けと評価されている。前1259年頃にはヒッタイト王ハットゥシリ3世と平和条約を結んだ。これは大国間で現存する最古級の成文平和条約で、王家間の外交結婚によっても固められた。建設者としても際立ち、アブ・シンベルの岩窟神殿、ラメセウム、エジプト各地の増築、そしてデルタの新都ペル・ラメセスを残した。
後世への影響
後に「ラムセス大王」と呼ばれた。伝承では約100人の子をもうけたとされる。ミイラは現存し、2021年に移送されて、現在はカイロのエジプト文明国立博物館にある。後世のファラオ9人が、彼にちなんでラムセスの名を名乗った。