概要
ブリティッシュ・ブロードキャスティング・カンパニーは1922年11月にロンドンからラジオ放送を開始し、1927年に国王の特許状によって公共企業体ブリティッシュ・ブロードキャスティング・コーポレーションに改組された。初代会長ジョン・リースの掲げた「知らせ、教え、楽しませる」という定式がその使命を定めた。1936年には世界初の定時高精細テレビ放送を開始している。
役割
広告を禁じられ、世帯ごとの受信許可料で賄われるBBCは、国家からも市場からも距離を置く放送の型を打ち立てた。チャーチルの演説からレジスタンスへの暗号通信まで、戦時の放送は占領下ヨーロッパの信頼された声となり、その役割は冷戦とその後もワールドサービスが受け継いだ。ゼネスト、スエズ、北アイルランド、イラク文書と、政府との衝突を繰り返し、その独立の限界を試しては描き出してきた。
その後
テレビの、のちにインターネットの登場はBBCの独占を終わらせ、競争相手を増やし続けた。受信許可料と不偏不党をめぐる問いは、今も繰り返される政治的論争の的である。それでもBBCは世界最大級かつ最も引用される報道機関のひとつであり続け、各国の公共放送が今なお照らし合わされる基準である。