概要

雲岡石窟は、北魏前期の都が置かれた山西省大同の近郊、砂岩の断崖に開かれた仏教石窟群で、主要な造営は460年頃から525年頃まで続いた。最も古く名高い曇曜五窟は、僧の曇曜が北魏宮廷の庇護のもとに開いたもので、各窟に北魏の皇帝になぞらえた巨大な仏像を安置する。

特徴

主要な窟は約45を数え、5万1000体を超える造像を蔵し、最大の像は高さ約17メートルに達する。その様式はインドや中央アジアの造形に中国的な要素を融合させたものである。

歴史と影響

雲岡は中国で最初の皇帝規模の仏教石彫であり、龍門石窟に直接先行する。493年に北魏が都を洛陽へ移すと、造営の中心も龍門へと移った。2001年、UNESCOの世界遺産に登録された。