概要
アテフは上エジプトの白冠に、両側に高い駝鳥の羽根、しばしば基部に日輪と牡羊の角をつけたものである。純粋に儀礼のもので、そびえる形は神々と、神々の領域で振る舞う王のものだった。
着方と特徴
額の上、時には鬘やネメスの上に載せ、羽根が高くそびえ、角が基部で巻き、日常の統治ではなく葬送や祭祀の場で着けた。オシリスはほとんど常にこれを戴いて表される。
歴史
アテフは古王国から宗教の文脈に現れ、新王国とのちの時代を通じて、角・日輪・さらなる羽根を加えていよいよ精緻になった。何よりオシリスの、また神々の中で振る舞う王の冠である。