概要

カリガエはサンダルではなく頑丈な軍靴である。一枚革の甲を帯状に透かし裁ちにして足の上で編み上げ、鉄の鋲を打った重ね底に釘づけする。透かした造りは長い行軍で風を通し水を逃した。

着方と特徴

足の中央から足首にかけて編み上げ、気候に応じて毛の靴下を履くか否かを分けた。鋲は滑り止めと耐久を与え、群れをなせば行軍の列を音と振動で知らせ、倒れた敵を踏みつけるのにも使われた。

歴史

カリガエは帝政初期まで軍団兵や補助兵の官給品だった——皇帝ガイウスは幼少期に陣中で「小さな靴」カリグラの綽名を得た。二世紀以降、軍の変化とともに、より覆いの多い靴に道を譲った。