概要
ショピンはミュールのような上履きで、時に途方もない高さに達する背の高い台底に載せ、革やビロード、金襴で覆う。上等なガウンと着る人を、ヴェネツィアの濡れて汚れた街路から持ち上げつつ、富と地位を示した。
着方と特徴
柔らかな靴の上から履き、爪先以外を隠す長いスカートの下に着けるため、高いショピンは劇的な身の丈をも加えた。台が高いほど着る人の身分も高いと解された。最も高いものを履いて歩くには、支える付き添いを要した。
歴史
ショピンは十六・十七世紀のヴェネツィアで最も極端になり、その高さを抑えようとする奢侈禁止令も空しく、スペインやその先へ広まった。道学者に嘲られ、それ自体の過剰ゆえに実用を失い、やがて踵のある靴に道を譲った。