概要

バウタは白い顔全体の仮面で、下縁が鋭く前に突き出し、外さずに食べ・飲み・話せるが、口の開きはない。黒い三角帽とタバッロというマントと合わせ、匿名の一揃いの装いをなした。

着方と特徴

顔全体を覆って着け、マントを身に巻き、三角帽を低く被るため、性別も身分も素性もすべて消える。年の長い期間公認され、貴族も庶民も等しく素性を隠して賭博や求愛、商いを行えた。

歴史

バウタはヴェネツィア共和国の仮面の暮らしの中心にあり、ピエトロ・ロンギの絵やカーニバルの場面のいたるところに現れる。法で定められ、共和国独特の社会的自由と結びつき、今日なおヴェネツィアの仮面の象徴である。