概要

1438年頃、王パチャクティのもとで始まり、インカはクスコから拡大して、コロンビアからチリ・アルゼンチンに及ぶアンデスを支配した。この広大な国を、道路・倉庫・行政の網で一つに結びつけた。

主な動き

インカは文字を持たずに帝国を運営し、記録には結び目のひも「キープ」を、労働貢納には「ミタ」という制度を用いた。マチュ・ピチュを含む見事な石造建築を築き、住民を再配置して国を統合した。

終わりと移行

アタワルパとワスカルの王位継承戦争は、スペイン人の到来とちょうど重なって帝国を弱めた。ピサロは1532年にアタワルパを捕らえてクスコを奪ったが、インカの抵抗はビルカバンバで1572年まで続いた。