概要

アンデス一帯を統べたインカでは、布が貨幣にもまさる富であり、装いは帝国の秩序を映した。

主な装い

男性は方形の貫頭衣ウンクを、女性は体に巻く長衣(アクス)をトゥプの留め針で留め、上にマント(リクリャ)をまとった。最上等のビクーニャの毛やクンビ織は王と神に捧げられ、規格化された文様(トカプ)が身分や役割を示した。頭飾りや耳飾りも位を表した。

移り変わり

一五三三年にスペインが征服すると、インカの装いは大きく損なわれ、洋服が上から重ねられていく。