概要
スコータイは、チャオプラヤー川上流域に興った最初の本格的なタイ系王国である。タイ系の首長シーインタラーティットとパームアンがクメール帝国(アンコール)の宗主権を脱して建国し、伝承では1238年のこととされる。タイでは伝統的に、タイ民族・タイ文字・国家的上座部仏教のゆりかごと見なされている。
主な動き
王国はラームカムヘーン王(在位およそ1279〜1298年)のもとで最盛期を迎えた。1292年のラームカムヘーン王碑文は広大な朝貢ネットワークを王国のものと主張し、どの臣民にも開かれた王という碑文の像は、父権的な王権の理想を表した。王はスリランカ系の上座部仏教を保護し、サンカローク焼は代表的な輸出品となった。王の死後、朝貢ネットワークは急速に縮小した。
終わりと移行
スコータイは、1351年に建国されたアユタヤに凌駕された。1378年までにアユタヤの属国となり、1438年に併合された。その遺跡はスコータイ歴史公園として1991年に世界遺産に登録されている。