概要

独立は波乱のうちに始まった。ゴー・クエン(呉権)の王国(939〜965年)は彼の死後に分裂し、「十二使君」と呼ばれる群雄割拠の混乱に陥った。

主な動き

ディン・ボ・リン(丁部領)が968年に国土を再統一し、国号を大瞿越と定めて自ら皇帝を称した。中国との対等を主張しつつ、朝貢の形式は受け入れるという二面的な姿勢である。丁部領の暗殺後は武将レ・ホアン(黎桓)が即位し(前黎朝、980〜1009年)、981年に宋の侵攻を撃退した。

終わりと移行

1009年、前黎朝最後の君主が死去すると、宮廷警護の指揮官リー・コン・ウアン(李公蘊)が帝位に推戴され、安定した李朝が始まった。