概要
前111年の漢による征服以降、この地は中国王朝の郡や州として統治された。中国式の行政、漢字、儒教・仏教文化が根づく一方で、ベトナム語と在地の習俗は存続した。
主な動き
この時代には著名な蜂起が繰り返された。ハイ・バー・チュン(徴姉妹、40〜43年)、バー・チエウ(趙氏、248年、伝承による)、そしてリー・ビー(李賁)が建てた短命の万春国(544〜602年)である。統治の実態と抵抗の歴史は、いずれも記録に残る事実である。
終わりと移行
9世紀末以降、唐の支配力の衰えが情勢を変えた。938年、ゴー・クエン(呉権)がバクダン(白藤)江で南漢の艦隊を撃破し、939年に王を称した。長く続く独立の始まりである。