概要
トリコーンはフェルトの帽子で、広い縁を三方で冠に向けて折り上げ(コック)、三角形をなす。折り上げた縁は雨を顔や肩からそらし、きりりとした幾何学的な輪郭を与えた。
着方と特徴
一つの角を前にして、兵士は左目の上に一角を置いて被り、飾り紐・帽章(コケード)・羽根で所属や階級を示した。鬘を潰さぬよう小脇に抱えることが作法の印となった。
歴史
コックド・ハットは一七〇〇年代前半に一般化し、世紀末に縁を二方だけ折る二角帽(バイコーン)が現れるまで、ジョージ朝の輪郭を定めた。一八〇〇年代には市民の装いでシルクハットに取って代わられた。