概要
襟は細い立ち上がりの帯で、右肩でボタンか紐を留めるため、首は交差ではなく囲まれる。身頃はまっすぐにゆったりと裁ち、袖は馬に乗るなら細く、官にあるなら広い。唐では色が位を示した――上三品は紫、次いで緋、緑、青である。後代は同じ形に補子を加えた。膝あたりの開き、あるいは襕という差し布が、士人の形を分ける。
着方と特徴
内着の上に着て、位を示す飾りの付いた革帯を腰に締め、柔らかい靴と幞頭を合わせる。襟が高く閉じ、帯がしっかり締まるため、姿は直立して細い。それが、これに取って代わられた垂れ落ちる袍との違いである。同じ衣が朝廷にも馬上にも街にも用いられ、変わるのは袖幅と生地だけであった。
歴史
丸首は中央アジアとペルシアから絹の道を経て中国に入り、北朝で流行し、初唐にはあらゆる階層の男性と、男装の女性の標準となる。宋、明、朝鮮、ベトナムはいずれも官服をこの上に組み立て、唐より九百年長く生きた。清が満洲の形に置き換え、漢服復興のなかでは最も多く再現される男物の袍である。