概要
胸元で右を先に左を上に合わせ、右脇で結び、足首までまっすぐに落ちる。袖は広く開く。特徴は見えないところにあり、両脇の開きの内側に「内擺」という布を縫い込むため、歩いても下の袴が見えない。無地の絹か木綿、多くは白、青、濃い灰で仕立て、朝服ではないので位の徽章は付かない。
着方と特徴
内着と袴の上に着て脇で結び、締めるとしても柔らかい帯に留める。頭は儒者の巾、足は布靴である。作法は袖にある――広く、手が隠れるほど長く、手の所作を包んだり隠したりするのに使う。衣のなかで働かなくてよい人の装いに見える。明の文人が伝えたかったのは、まさにそれである。
歴史
道袍が明代の形を取るのは中期で、士大夫の平常着として、読書にも訪問にも酒席にも用いられた。清の征服は漢人男子の服を禁じ、これは日常から消え、道教と芝居のなかに残った――名が実際の着用者より長く生き延びたのはそのためである。二〇〇〇年代の漢服復興が呼び戻し、今では男性形のなかで最もよく作られるものの一つである。