概要

プスケント(エジプト人はセケムティ=二つの力ある者と呼んだ)は、南の円錐形の白冠ヘジェトと、北の平らで椅子の背のような赤冠デシェレトを合わせ、前面に二柱の守護女神のコブラと禿鷲を置く。何より統一の象徴である。

着方と特徴

戴冠や大きな国家の場で、上下エジプトを一つに治める王権の印として、単独で、または頭巾の上に頭に戴いた。二つの色と二匹の守護獣が、一つの物で統一を語った。

歴史

二重冠は初期王朝時代から現れ、二国の統合がエジプト国家の建国の行為だった頃にさかのぼり、三千年にわたり王家の中心的な標であり続けた。一方の国土の支配を強調するため、白冠・赤冠を単独で戴くこともあった。