概要
末期王朝時代(前664年〜前332年)は第26王朝から第31王朝にあたり、エジプト土着のファラオが支配した最後の時代である。サイスに拠った第26王朝(サイス朝)ではプサメティコス1世がエジプトを再統一し、経済と文化が復興した。美術には古王国を範と仰ぐ意識的な擬古主義がみられ、ギリシア人の商人や傭兵も歓迎されて、ナウクラティスが彼らの交易都市となった。
主な動き
前525年、ペルシア王カンビュセス2世がペルシウムの戦いでエジプトを征服し、エジプトはペルシアの属州となった(第27王朝)。その後も反乱が繰り返され、前404年〜前343年にはエジプトは独立を回復した(第28〜第30王朝)。ネクタネボ2世が、エジプト土着の最後のファラオとなった。
終わりと移行
前343年〜前332年には、再び短期間のペルシア支配が続いた。前332年、アレクサンドロス大王がペルシアからエジプトを奪い、末期王朝時代は終わった。