概要
この時代は、前332年のアレクサンドロス大王による征服と、前331年のアレクサンドリア建設に始まる。アレクサンドロスの死(前323年)後、部将プトレマイオスがエジプトを掌握し、前305年にプトレマイオス1世ソーテールとして王を名乗った。ギリシア語を話すマケドニア系の王朝はファラオとして君臨し、王室祭祀や、エドフ・デンデラ・フィラエでの神殿造営など、ギリシアとエジプトの伝統を融合させた。
主な動き
アレクサンドリアは、図書館とムセイオン、そして世界の七不思議に数えられるファロスの大灯台を擁し、地中海随一の学問と交易の都市となった。王朝はプトレマイオス2世フィラデルフォスの治世に最盛期を迎えた。ロゼッタ・ストーンには、プトレマイオス5世のための布告(前196年)が刻まれている。
終わりと移行
後期には王家内部の争いとエジプト人の反乱が続き、ローマへの依存が深まった。最後の支配者クレオパトラ7世はアクティウムの海戦(前31年)で敗れ、前30年にその死を迎えると、ローマはエジプトを併合した。