概要

マントー(コートを意味するフランス語に由来)は前開きの上着で、長くゆるい形から、流行では短く仕立てたものまであり、ズボンやレギンスの上にスカーフ(ルサリ)と合わせて着る。顔と手を出したまま、体と腕を覆う。

着方と特徴

ふだんの衣の上に上着のように着て、留めるか開けてスカーフと合わせ、その丈・裁ち・色は、改まった場や公務の無地で暗いものから、日常の明るく刺繍のある体に沿うものまで幅がある。イラン女性が公の場で装いの趣味を表す主たる手立てである。

歴史

マントーは、一九七九年の革命が公の場での頭と体の被いを法の要件としたのちに一般化し、多くの女性にとって、古いチャドルに代わって流行を追える上着とスカーフの装いとなった。以来、規定をどう着るかをめぐる、めまぐるしく変わる意匠と静かな駆け引きの場となっている。