概要

ギーヴェは柔らかな上履きのような靴で、甲は丈夫な木綿糸を編むか鉤針で作り、底は圧した布・革、今日ではゴムを重ねて作る。風通しのよい木綿の甲が足を涼しく保ち、しなやかな底は軽く静かである。

着方と特徴

軽い靴のように素足か靴下の上に、室内でも外でも履き、乾いた暑さの中での快適さから伝統的に長旅にも履かれた。甲を作ることと、それを重ね底に縫いつけることは、工房のある町で受け継がれた別々の熟練の技である。

歴史

ギーヴェは幾世紀にもわたりイランで作られ、とりわけケルマーンシャーなど西部の町と結びつき、日常と旅のために社会全体で履かれた。長くふつうのイランの暮らしの印であり、今も価値ある伝統工芸と民族の装いとして残る。